もうその時期かな?と思っていたら今日は開催3日目だった。半日の仕事を終えて下鴨神社糺の森へ向かう。暑いのに結構な人出。なかなかゆっくりとは物色できないが時間の許す限り楽しもう。
文庫から、古地図から、CD DVD 映画パンフ。それって古本?っていうものまでいっぱい置いてあって物色できる楽しさ。京都の夏はこれだわ
のらくら漫画全集単行本、よく見かけるようになった。昭和50年頃の復刻版だと思う。汚れ目立つなあ〜。別の店で
¥1000ほど高いが状態のいいやつもあった。すごく欲しいけど
鶴光師匠のかやくご飯も見つけた。小話が面白い。この頃の「ワニの豆本」シリーズとか探しているのだけれども、当時のサブカルチャー本とかも探してるんだけどなあ。
ガンダムエースのバックナンバーもいっぱい置いてあった。これをアツく説明してる親子連れがいた。
これ買っても良かったかなあ。大和沈没の要因は左弦への集中攻撃が原因ではなかったという項が気にかかる。で結局なに買ったかというと
KCコミックス版 天才バカボン。これも以前所有していて、繰り返し読むうちにぼろぼろになってやむをえず廃棄したマンガ。こんなカバーやったのか。
大好きな映画「地球防衛軍」が4kデジタルリマスターされて上映が始まると聞いて、大阪ステーションシネマへ向かう。コロナのことがあって3年以上大阪市内には足を踏み入れていない。映画見て、ついでに梅田辺りを徘徊して帰ろうと思う。
地球防衛軍を初めて見たのは昭和53年の東宝チャンピオン祭りのリバイバル上映の時。小学校の前で割引券配ってて、それで行こうということになって弟と共に連れて行ってもらって見た。なんかちょっと古い映画やなあと思ったが面白かった。モゲラがすごく強敵に思えてひたすらカッコ良かったのが印象に残っている。
今回のデジタル化は、昔の映画の色合いを大事にしながら傷とかノイズを丁寧に処理している印象。モゲラの金属的な質感がよりわかるような画面。河内桃子さんがもうピチピチで綺麗な事。Blu-rayでたら買ってしまうかも。
昼ごろに映画が終わり、梅田へ向かう。
やっぱり新梅田食堂街で食事しよう。
このガード下の古〜い感じがすごく好きなのだ。昔からあった洋食屋も何軒か店をたたんでしまってる。大好きだった中華料理屋の「しんきょう」もラーメンとチャーハン専門店になってしまった。けど、今日は久しぶりに しんきょう で食べよう。昔のタンメンの後継メニューと私が勝手に思ってる「野菜ラーメン」を注文する。
美味しいなあ、大阪に来て梅田で本買ってここでご飯食べるのは至福のひと時だったのがやっと戻ってきた。食事終わって茶屋町のジュンク堂書店へ。
自分にとっての最後の「リアル書店」だ。
欲しい本を手に取って見ることが出来るってやっぱり素晴らしい!復刊ドットコムのブッダ全巻で¥70000ほどしよる。
帰ってきたが今のところ元気だ。感染するって何んなのだろう?
「ドラえもん 南極カチコチ大冒険」の元ネタと聞いて、難解そうなラブクラフトの原著よりもコミカライズ版を探していた。一冊が700円近い値段で買うのを躊躇していたのだけれど、この程物知りの後輩がメルカリで適価で落としてくれたので、めでたく購読できました。
パシフィックリムのギルレモ・デル・トロ監督が全精力をかけて映画化準備して、ポシャってしまったという曰く付き。「制作費の多額さに反してZ指定表現となってしまう」というのが中止の理由と聞く。確かに、先遣隊の惨殺場面とかはエグいんだけれど、演出次第で怖さ維持して映像化は可能だと思うけど?後半発見される壁画からの「推測」の件は引き込まれてしまった。このコミカライズ版もムードのある画だし、何より久し振りに予備知識無しで読んだマンガなので、堪能させて頂きました!
小学館刊の「ゲッターロボ完全版」を買った時に、石川賢先生版のウルトラマンタロウも出てる事に気がついたのだが、ようやく入手。
1999年刊の双葉社のも持っているけれど
この物量の違い。石川賢先生の小学一年生版も収録されているのと、少年サンデーでの連載順に今回の小学館版では掲載され直してある。(双葉社版では「鬼がくる」が「小さな独裁者」の前に収録されているけれど、連載順は逆)
面白いなあ。例え相手が小学一年生でも、石川先生バイオレンスに手抜きがない。クビは飛ぶし、目も飛び出る。
少年サンデー版はZATは出てこないし、テレビ作品とは全く異なる世界観だけれど、「ウルトラマン」とは「怪獣」とは何か?事については平成ウルトラマンにも通じるような解釈がこの時点でされているところが興味深い。ウルトラマン80で矢的先生が言うた「怪獣の様になってしまう子供」みたいに、人間の暗い心が怪獣を生み出す素みたいな所も試行されてる。
価格的にはちと高めには思いますが、蔵書にはしておきたいですなあ。
伏見区の老舗郊外型書店が店をたたむ事になった。貴重な本屋だったのだが残念だ。仕事帰りや暇ができた時にちょっと立ち寄れる本屋は、京都の南部では衰退の一途。
本 なんて皆んな関心薄れていってるんやな。ゲームにしたって音楽にしたってパッケージングされたもんは必要ないんだ。私は「蔵書」という形にはこだわりたいなあ。
去年は仕事が詰まっていて行くことが出来ず、ようやく私に夏が来た感じだ。
これまでは戦史モノの本がすごく多かった印象があるのだが、今年はすごくバランスがとれていると思う。
個人的に目を引いたのは、昔の少年誌の付録マンガで阿部和助画の「ゴジラ」とか手塚先生の「魔法屋敷」とかが結構なお値段で販売されていた。でも、こういう所で買うものではない!
これらの他にも子供向けの図解で「戦艦大和」の本があって、思わず手にとって価格を見ると¥2000。断捨離始めたとこなんでやめました。ホントはちょっと欲しかった。
伊福部昭: 地球防衛軍 オリジナル・サウンドトラック
しれっとCINEMAKANレーベルから発売されてましたが、この映画で流れた音楽の集大成みたいなアルバム。これは買っておこう! (★★★★★)
小松左京, 伊福部昭, 冨田勲, 京建輔, 羽田健太郎, 田中正史, 佐藤勝, 広瀬健次郎, 小松左京, 松井慶太, オーケストラ・トリプティーク, 金属恵比須, ヒーローコーラス, 伊藤美香: 3SCD-0052 「小松左京音楽祭」 松井慶太(指揮)オーケストラ・トリプティーク&金属恵比須
コンサート開催から早々のCD化が嬉しい。日本沈没の各版の再演奏がウリだけれど、白眉は廣瀬健二郎さん作曲のTV版楽曲のサウンドだ。原盤テープは損傷・劣化のために再生不能となってしまっているらしく、楽器編成もそっくりに再演してるのが素晴らしい。もはや執念を通り越して怨念に近いモノを感じるサウンドだ。 (★★★★★)
三浦 俊良: 東寺の謎―巨大伽藍に秘められた空海の意図 (祥伝社黄金文庫)
サイト管理者の高校時代の恩師の著。終章「私の歩いてきた道」に『信に死して願に生きる』という意味を知る。
ササキバラ ゴウ: それがVガンダムだ―機動戦士Vガンダム徹底ガイドブック
大人のしがらみ、軋轢の中で形作られた呪われた作品、それが「Vガンダム」なのだと。崩れ落ちてゆく精神を維持しながら富野由悠喜監督が戦い抜きたどりついた先にあったものは何か・・・・・
司馬遼太郎: 新装版 殉死 (文春文庫)
行き詰まったらこの本を読み返すことにしている。あまりに有名なこの人は、自分の事をどう思って生きていたのか?精神論の行き着くいた先には人の死に殉じるという結論しかなかったのだろうか? (★★★★★)
小林 晋一郎: バルタン星人はなぜ美しいか―新形態学的怪獣論―
ウルトラシリーズ(円谷プロ作品)を怪獣の形態の美しさを視点にして語るという、非常におもしろい本。成田亨さんを褒めるだけでなく、高橋昭彦さん、米谷佳晃さんら第2期ウルトラシリーズデザインをもページをとって褒めている(笑) これはすばらしい!! (★★★★)
江戸川 乱歩: 幽霊塔
文体がやや古風なのに慣れると、途端に面白くなってくる。謎の美女「秋子」の過去を紐解く怪奇小説。売りはやはり宮崎駿の妄想的解説だ。そもそもは黒岩涙香という作家が米国の小説「灰色の女」を翻案した「幽麗塔」という作品がルーツとしてあり、これを涙香のファンだった江戸川乱歩がリライトした、という三者三葉の違いを宮崎駿が例の画の密度で解説してるページが素晴らしい!! (★★★★)
牧村 康正: 「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 (講談社+α文庫)
早くも文庫化。「単行本未収録エピソード満載」とあるけどそんなに物量はない印象。再読して改めてこの人凄まじい生き方したんやと思う (★★★★★)
最近のコメント