電人ザボーガーを見る
これはおもしろい。久々に満足度の高い映画だった。
現代を生きる私ら世代に「あきらめるな!」ということを「電人ザボーガー」というフィルターを通して訴えかけてくるのだ。とにかくリスペクトの具合が半端ではない。細部にわたって「電人ザボーガー」という作品の魅力をリサーチして、徹底した再構築が図られている。故山口暁さんの「大門豊」についての演技の再現ぶりであるとか、秋月弦の「だいも〜おん」という妙なイントネーションとか、SEも音楽も昔のそのまんまだし、墓場で闘ってるし、キングアフリカの目玉はピンポン球はまってるし、ザボーガーだけでなくPプロ作品の持っていた妙な手作り感も含めて素晴らしい作品だ。
残念なのは大門博士と悪の宮のキャスティングだろうか?お二人の演技は決して悪くないのだが、ここだけは完全にミスキャストだと思う。
ザボーガーがあのまんまの音で疾走すると、子門さんの主題歌が流れ出す。ここでグ〜っとオタクの血中濃度の上昇を感じてしまうのが情けない。
« ビッグ錠先生・謎の漫画を追え!! | トップページ | 謎の氷解/ビッグ錠「時限爆弾」 »
コメント