ビッグ錠先生・謎の漫画を追え!!
弟(43歳)には探し求めている漫画がある。作者はビッグ錠先生。これは記憶している絵柄から間違いない。
内容なのだが。主人公の小学生たちが子供用の足漕ぎ自動車とダンボールを組み合わせてスーパーカー(当時ブームだった)をつくる。これはカッコいいということになってスクラップ置き場とゴミ置き場から材料を収集しようとしたら何も残っていないことがわかる。同じことを考えていたイヤミな子供がいて、スーパーカー軍団を作って街を練り歩く。憎たらしくその子が笑っておわっている。
これがなんという漫画なのか?この漫画は私も確かに読んだ覚えがあるのだが、何に掲載されていたのか?何というタイトルなのかさっぱり覚えがない。弟はこの答えを得ようと密かに執念を燃やして探していたようだ。そして今日仮説を得てなにやら本をオークションで手に入れてやってきた。それは小学館の「小学三年生」1978年版だった。それに掲載されていたのがビッグ錠先生の「三バカ三年生」だ。ビッグ先生が小学館の学年誌に連載をされていた時期を弟が調べて、タイトルと自分の小学校中学年くらいの時期から推測してこの作品を探し出したようだ。内容的には凝り性の小学三年生三人組が「UFO」とか「雪男」などの、その頃の小学生の興味の対象をウンチクしながら追究(?)するというなんともジャンル的に表現しようのない作品だ。「ずっこけ三人組」をそれこそ10年先取りして、ビッグ先生風にウンチク追求風味付けにしてある感じだ。どうやらこの漫画で間違いなさそうなのだが、件の「スーパーカー編」がどの月の掲載なのか?そして当時弟は小学四年生だったのに、なぜ「小学三年生」誌を読んでいたのかが謎だ。
さらに言うと、私もビッグ先生作と思われる漫画を探している。
何に掲載されていたかは不明。小学館の学習誌でないのは確か。
爆弾魔が時限爆弾をつくり、デパートに仕掛ける(たぶん)。たしか鉢植えか何かに仕掛けたのだったと思う。爆破魔は爆破予告をし、デパートは大パニックに。しかしながらその鉢植えはその場に居合わせた人たちによって転々と場所を変え移動し、最後は爆破予告をしている公衆電話の爆破魔の足下に・・・・・。というところで読み切り終わり。
爆破魔は最後まで顔を見せることはない。デパートのパニックの場面で「みなさん、あわてず、いそいで避難してください!」と支配人が叫んでいて「そんな器用なことできるか!」と客がぼやくコマが一番印象に残っている。これ、本当になんていう漫画なんだろう?
ビッグ錠先生はもっと評価されても良いと思う。今こそ「ビッグ錠全集」発刊の時・・・・・ではないかも
さて昔の学年誌を眺めていて、なかなか懐かしかった。藤原栄子先生の「おはよう姫子」やたちいりハルコ先生の「パンクポンク」がほほえましかったのと
こういうの見てクラスの女の子は研究してたんだろうなあ・・・・とか
アトランジャーではないんだなあ・・・と感慨にふけってしまったのだった。
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