火の鳥《オリジナル版》黎明編を読み比べる
仕事帰りの本屋で見て、衝動買いしてしまった。どれくらい違うのか?ということがすごく興味あったのだが。
黎明編については、月刊連載時のつなぎ部分のカットやニニギ登場以降のところで頁の前後構成が変更されている程度だった。色付き頁の表現も違うのでこれまで読んだ版とは確かに印象はちがうけれど、もっと違うものだと思っていた。調べると羽衣編と乱世編はかなり違ってるらしいので読んでみたいが、1冊が結構なお値段。
でもとにかく記念碑的にあと大好きな「未来編」だけは買っておこうと思う。
未来編は改めてすごい構成だなあと思う。第2部でありながら「火の鳥」全部の物語を包括して輪廻転生の考えや手塚先生の問題意識も含め、マンガとしてのエンターテイメント性も維持して、だらだら続けずきちんと完結させてある。物語の後半、生命エネルギー体となったマサトが様々な文明の盛衰を見守ってゆく(特にナメクジ文明のところがすごい)あたりは鳥肌が立ってくる。
« 腑に落ちないよ・・・・ジャイロ | トップページ | 時の停まった「餃子の王将」 »
ナメクジ文明の後にちゃんと人類が進化していくっていうのが
ちょっと不自然かも。鳥人大系みたいに違う種族が進化する
可能性の方が高いかも。鳥人大系では鳥の後はゴキブリだったし。
鳥人大系も名作だったな・・・。
投稿: 火星大王 | 2011年6月28日 (火) 00時02分