「渡辺岳夫の世界」を再見する
この前買った本「作曲家・渡辺岳夫の肖像」を読んでいて、以前関西テレビの深夜枠で放送された追悼番組をビデオに録画していたはず・・・・とずーっとさがしていたのだが、300本近い(笑)ビデオからようやく見つけた!
「渡辺岳夫の世界」というのがそうで、放映は1989年。自分は再放映時に録画したようだ。
改めて、この方の劇伴にも自分はすごく影響受けてきたと思う。ストリングスがじわっと心情を盛り上げてゆく曲調がなんとも言えず特徴的で、こういう独特の旋律を生み出す作曲家さんはこの方以降ではいないように思う。一方でバカボンみたいな妙なお笑いムード音楽(元祖天才バカボンの「ボレロ」風の曲は傑作と思う)から「緊急指令10-4 10-10」での軽快で挑戦的なアクション曲も素晴らしい。
この番組では「時代劇」「アニメ」「現代劇」とブロック別に代表的なもの(けっこうマニアックなのもあるけれど)を中心に紹介している。「キャンディーキャンディー」なんかはもう見れないだけにぐっとくるものがあるし、息子らは「白い巨塔」のタイトル曲で「リンカーンの元ネタってこれなんや!」とガンダムとかハイジの作曲家でもあることに感心していたのだった。
コンピレーションCDも出たけれど、携わった番組数がこの方半端じゃないのでほんの一端しか網羅してないところがすごい。ドラマ編ほしくなってきたなあ・・・・
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