遷化
卒業した高校の校長先生が亡くなった。97歳。大往生だったようだ。新聞にも告知が載り「遷化いたしました」とあった。
思えば、直接に何かを教わった訳ではないけれど、今の自分仕事にはすごく先生の生き方や考え方には影響を受けている部分があることを改めて実感する。人間の実態は「苦」であり、先生も何度となく「地獄」にあたる状況に直面して「逃げよう」「逃げたい」とおもわれたとの事だ。直面する状況に「打ち込む」ということでしか「苦」を自分の身にしてゆけないのではというのが教えだったように理解する。「逃げたい」という弱い心を否定しないながらも、それなりに立ち向かう心も持ち得ないと・・・・・と言うところにまだ自分の未熟さを感じる。まだそういう域に立てない。
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