今年度納豆餅についての補足
さて、年を越して家内に改めて上手に納豆餅を焼いてもらった。
作ったその日に食べたのと全然味が違っている。やはり数日寝かしたほうがおいしいことが証明された。
納豆が餅のロールの中で発酵している状態・・・というのがおわかりいただけるだろうか?納豆の塩加減は相当に辛かったのだが周りの餅に浸透してちょうど良い加減だ。
たまたま、ご近所から京北町で売られている納豆切り餅をいただいた。
これはつきこんであるというか、ついた餅に混ぜ込んであるタイプだ。これはこれでまんべんなく納豆の味が餅にしみこんでおいしいと思う。裏面には京北町の納豆餅の由来が書いてあって「遠く室町時代、高厳院が開山された常照皇寺(じょうしょうおうじ)の里には、大豆を稲藁で発酵させた『山国納豆』が農村の食文化として受け継がれてきました。またお正月には納豆を焼いた餅に包んだ『納豆餅』で祝いました。」とのこと。常照皇寺は亡きばあちゃんの実家のすぐ近くにある紅葉の名所として非常に風情のあるいいお寺。ばあちゃんや村のおじさんに聞いていたのは「天皇さんがお越しになったときにごちそうをしようと大豆を炊いて藁に包んで置いておいたら糸をひいてしまっていて、それでも食べたらとてもおいしかったので土地の名産とした」らしい。ほんとかどうかはともかく、こういう伝承は想いを馳せて楽しいものですな。
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