はじめ人間ギャートルズを見る
正月明けてから、アニマックスではじめ人間ギャートルズの放映が始まっている。まだ、放映4回目位なのだがとてもおもしろい。ギャートルズは後半のお話がゴンが主人公になりサザエさん化してしまいつまらなくなるのだが、中盤まではナンセンスコメディーというか、すごく一抹の雰囲気があってめちゃくちゃおもしろい。ほんとうに何でもない事を1話15分かけてつらつらと進めるのだ。
例えばこの回・・・・
シリーズ中盤までは、タイトルからしてさっぱりわからないものが多い。見終わるとなんとなく想像がつくのだが・・・・
猿酒好きの父ちゃん。狩りにも行かず昼真っから飲んだくれている。
あんまりにもひどいんで、母ちゃんの怒りが爆発。母ちゃん、片乳出ている事が多い。
愛想尽かして、用事で出かけていってしまう。
それでも酒はやめられない。そこへ謎の美女が現れる。父ちゃんはだらしなくお酌させて楽しむ。
そこへ雹が降ってくる。
美女は実は化け狐だった。楽しそうなお酒だったので一緒に楽しみたかったのだと。
せっかくの美女との酒を邪魔した雷さまにも振る舞い酒を。おまえの太鼓でお囃子して一緒に楽しもうや!!
化け狐と雷様、父ちゃんの酒盛りが始まる。大騒ぎ。
でも時間がきて、化け狐は仲間の元へ。雷様も空へ・・・・。父ちゃんはひとりぼっちになってしまう。「やる瀬ないなあ・・・・・」
母ちゃんが恋しくなり迎えに走り出す父ちゃん。
これでおわり。
本当に何でもないお話。これだけなのだけれども、子供の頃にもなんとなくムードが伝わったがいま41歳のおっちゃんになってみて、さらにこの話の味わいがすごくよくわかる。とても、子供向けの番組とは思えない。これ確か近畿圏では仮面ライダーストロンガーか何かの裏でやっていたのだが、自分はこっちの方を見ていた覚えがある。この他にも、父ちゃんがノイローゼになり何をやっても元気が出ず、どうしてこんなにやる瀬なくもの悲しいのか?ということを延々考えて、最期に「春が近かったんだ・・・」というような話や、星座を繋げて先読みをする占い師の話とか、隕石が降ってきてそれに含まれている磁力の不思議な力でみんなが混乱するという話とかが印象に残っていたりする。ぜひ見てみたい。毎日深夜が当面楽しみだ。
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