2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
無料ブログはココログ

« 金曜プレステージ新春特別企画「悪魔が来りて笛を吹く」を見る | トップページ | 納豆餅、その後 »

2007年1月 7日 (日)

「リーンの翼」 全6話を見る・・・・

 大好きな富野由悠季さんの近作「リーンの翼」6話分を一気に見る。前作「オーバーマンキングゲイナー」が非常におもしろかったので期待してたのだけれど、正直なところの感想は若干消化不良という感じかも?展開がすごく早くて理解しにくい部分も多かったので副読本を買ってくる。

リーンの翼 解析設定資料集リーンの翼 解析設定資料集
ポストメディア編集部

一迅社 2006-12-23
売り上げランキング : 38678

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 これはVガンダム以降の富野アニメ全体に言えることだけれども、監督の思う世界観とか人間観を表現してゆくにあたって「絵」的なインパクトにすごく欠けると思うのだ。安彦さん、湖川友謙さんとのタッグ以降迷走を続けているように思う。今回のリーンの翼なんかでは古風な日本国人であるサコミズと混血のエイサップとの同じ日本人なのに立ち位置が違っている・・・というところが大きなポイントになっているはずなのに「絵」の上での明確な差異が感じにくくなっている。これは副読本の富野インタビューでも「今回の最大の失敗」と監督も感じているところだ。あととてもよく動いているのにデジタル彩色によるものと思えるのっぺりした質感のなさがどうにも「絵」的な軽さを助長してしまっているように思う。
 お話も展開がすごく早い。特にエイサップとリュクスが短期間になんでそんなに親密になってしまえるのかがどうしても納得ゆかない。できればテレビシリーズで見たかった。ホウジョウ軍はどうみても悪者で、エイサップが成り行き上そっち側に属しながら話が展開してゆくというあたりはいかにも富野っぽいなあと感心した。CGを使ったオーラバトラーの表現についてはかなりよかったと思う。斬られて体液がドバドバ飛び散るところとかはすごくいい。篠原保さんのデザインもよかった。特にオウカオーなんかは近年のロボットデザインでは抜群だと思うし劇中の立ち回りもすばらしい。こっちの「絵」は人物側よりも遙かにキャラが立っているように思った。
 ビデオの終わりのところにダンバインのDVDの告知が入ってるのだけれど、すごく見直したくなってしまったのだった。

« 金曜プレステージ新春特別企画「悪魔が来りて笛を吹く」を見る | トップページ | 納豆餅、その後 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「リーンの翼」 全6話を見る・・・・:

« 金曜プレステージ新春特別企画「悪魔が来りて笛を吹く」を見る | トップページ | 納豆餅、その後 »

その筋の音楽

人間嫌いを考える本・・・

最近のトラックバック